후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうねん
潤一郎ラビリンスI――初期短編集
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 潤一郎ラビリンスI――初期短編集(しょうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,319자 · 84화면
「わはゝゝゝ」
と、三人は顔を見合わせて笑った。
「今度は何か外の事をして遊ぼう」
「坊ちゃん、もう乱暴をしちゃいけませんよ。こら御覧なさい、こんなにひどく痕が附いたじゃありませんか」
見ると仙吉の手頸の所には、縛られた痕が赤く残って居る。
「あたしが狼になるから、二人旅人にならないか。そうしてしまいに二人共狼に喰い殺されるんだよ」
信一が又こんな事を云い出したので、私は薄気味悪かったが、仙吉が
「やりましょう」
と云うから承知しない訳にも行かなかった。私と仙吉とが旅人のつもり、此の物置小屋がお堂のつもりで、野宿をしていると、真夜中頃に信一の狼が襲って来て、頻りに戸の外で吠え始める。とう/\狼は戸を喰い破ってお堂の中を四つ這いに這いながら、犬のような牛のような稀有な呻り声を立て、逃げ廻る二人の旅人を追い廻す。信一があまり真面目でやって居るので、掴まったらどんな事をされるかと、私は心から少し恐くなってにや/\不安な笑いを浮かべながら、其の実一生懸命俵の上や莚の蔭を逃げ廻った。
「おい仙吉、お前はもう足を喰われたから歩いちゃいけないよ」
狼はこう云って旅人の一人をお堂の隅へ追い詰め、体にとび上がって方々へ喰い付くと、仙吉は役者のするような苦悶の表情をして、眼をむき出すやら、口を歪めるやらいろ/\の身振りを巧みに演じて居たが、遂に