후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうねん
潤一郎ラビリンスI――初期短編集
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 潤一郎ラビリンスI――初期短編集(しょうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,319자 · 84화면
と云いながら登場する。向うから光子の狐がやって来て、
「もし、もし、お前様達に御馳走して上げるから、あたしと一緒にいらっしゃいな」
こう云って、ぽんと、二人の肩を叩くと、忽ち私も仙吉も化かされて了い、
「いよう、何とはあ素晴しい別嬪でねえか」
などゝ、眼を細くして光子にでれつき始める。
「二人とも化かされてるんだから、糞を御馳走のつもりで喰べるんだよ」
光子は面白くて堪らぬようにゲラゲラ笑いながら、自分の口で喰いちぎった餡ころ餅だの、滅茶滅茶に足で蹈み潰した蕎麦饅頭だの、鼻汁で練り固めた豆妙りだのを、さも穢ならしそうに皿の上へ堆く盛って私達の前へ列べ、
「これは小便のお酒のつもりよ。―――さあお前さん、一つ召し上がれ」
と、白酒の中へ痰や唾吐を吐き込んで二人にすゝめる。
「おゝおいしい、おゝおいしい」
と舌鼓を打ちながら、私も仙吉も旨そうに片端から残らず喰べてしまったが、白酒と豆炒とは変に塩からい味がした。
「これからあたしが三味線を弾いて上げるから、二人お皿を冠って踊るんだよ」
光子がはたきを三味線の代りにして「こりゃ/\」と唄い始めると、二人は菓子皿を頭へ載せて、「よい来た、よいやさ」