일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょうねん

潤一郎ラビリンスI――初期短編集

谷崎 潤一郎

谷崎 潤一郎의 潤一郎ラビリンスI――初期短編集(しょうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,319자 · 84화면

아오조라 문고

其処でも厩橋と同じような滑稽を演じて人を笑わせ、いよ/\向島にかゝりました。一丁ふえた三味線の音は益々景気づき、丁度牛が馬鹿囃しの響きに促されて、花車を挽くように、船も陽気な音曲の力に押されて、徐々と水上を進むように思われます。大川狭しと漕ぎ出した幾艘の花見船や、赤や青の小旗を振ってボートの声援をして居る学生達を始め、両岸の群衆は唯あっけに取られて、此の奇態な道化船の進路を見送ります。ろくろ首の踊りはます/\宛転滑脱となり、風船玉は川風に煽られつゝ、忽ち蒸汽船の白煙りを潜り抜け、忽ち高く舞い上って待乳山を眼下に見、見物人に媚ぶるが如き痴態を作って、河上の人気を一身に集めて居ます。言問の近所で土手に遠ざかって、更に川上へ上って行くのですが、それでも中の植半から大倉氏の別荘のあたりを徘徊する土手の人々は、遥かに川筋の空に方り、人魂のようなろくろ首の頭を望んで、「何だろう」「何だろう」と云いながら、一様に其の行くえを見守るのです。

傍若無人の振舞いに散々土手を騒がせた船は、やがて花月華壇の桟橋に纜を結んで、どや/\と一隊が庭の芝生へ押し上がりました。

「よう御苦労、御苦労。