후리가나로 읽는 일본 고전
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みおつくし
澪標・落日の光景
外村 繁
外村 繁의 澪標・落日の光景(みおつくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,889자 · 268화면
買手の中には、女の棒手振も二三人いる。殆ど同じ装束で、短い着物の下に、袷の腰巻をはき、紺の脚絆をつけている。市を待つ間などには、かなり卑猥な会話も交されているらしい。私達の部屋では話し声は聞きとれない。しかし変な笑顔と、表情で、私にもそれと察しられる。
ある日、牀机に腰かけている男が、突然、その前に立っている女に、両手を拡げる。すると女は尻を突き出して、男の膝に乗る。男は後から両手で女の胴を抱いている。女は盛んに腰を揺っている。例の笑顔が起る。女の前は割れ、膝頭の奥まで、その内側を覗かせている。しかし女には少しも羞恥の表情はない。大口を開いて笑っている。
勿論、二人がふざけていることは、私にも判る。しかし私は今までにそんな女の姿を見たことがない。その頃、私は人間の性の行為を疑うことはできなくなっていた。しかし強い羞恥の感情を伴わないで、それを考えることはできない。従って、私は女の振舞を全く唖然とした気持で見ているより他はなかった。
二年生になった。脇村先生が京都大学の国文科に学ばれることになり、私達は大津市の関寺町に移った。関寺町は大津市の西南端にあり、学校までは四キロ近くある。