일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みおつくし

澪標・落日の光景

外村 繁

外村 繁의 澪標・落日の光景(みおつくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,889자 · 268화면

아오조라 문고

しかし私の下宿からは神泉苑も近かった。神泉苑は当時既に池には水もなく、埃っぽい小庭園に過ぎなかったが、私の好む休みの場所となった。二条城も私の散歩の範囲にあったし、二条駅も私の好きな場所であった。散歩の途次、私は二条駅の木柵に凭り、単線のレールが鈍く光っているのを眺めながら、花園、嵯峨、保津峡、更に胡麻、和知、安栖里、山家などと、頻りに旅が思われたりした。またある日、春風の中に笛や、鉦の音が聞えているのに誘われ、その音を頼りに行ってみると、壬生狂言が行われていたりもした。

三高在校生の膳中会に出席する。初めて芸者のいる席に連ったわけである。美しいとは思うが、精神的には何の感銘も受けない。酒は飲まないつもりでいた。が、尊敬する先輩に盃を進められ、生れて初めて酒を口にする。最初、酒が私の舌端に触れた時は、少し異様なものを感じたが、喉を過ぎる頃には、私の舌に魅惑的な後味を残した。一人の盃を受けて、他の人のを受けないわけにはいかない。私は次ぎ次ぎに盃を受ける。軽い酔いを発する。ひどく快い。

ある日のことである。私は私の下宿へ二人の友人を伴って来た。その一人が座に着くなり、壁の横木の釘に白線の帽子を投げる。