후리가나로 읽는 일본 고전
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ぼくとうきだん
濹東綺譚
永井 荷風
永井 荷風의 濹東綺譚(ぼくとうきだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,666자 · 114화면
曾てわたくしも明治大正の交、乏を承けて三田に教鞭を把った事もあったが、早く辞して去ったのは幸であった。そのころ、わたくしは経営者中の一人から、三田の文学も稲門に負けないように尽力していただきたいと言われて、その愚劣なるに眉を顰めたこともあった。彼等は文学芸術を以て野球と同一に視ていたのであった。
わたくしは元来その習癖よりして党を結び群をなし、其威を借りて事をなすことを欲しない。むしろ之を怯となして排けている。治国の事はこれを避けて論外に措く。わたくしは芸林に遊ぶものの往々社を結び党を立てて、己に与するを揚げ与せざるを抑えようとするものを見て、之を怯となし、陋となすのである。その一例を挙ぐれば、曾て文藝春秋社の徒が、築地小劇場の舞台にその党の作品の上演せられなかった事を含み、小山内薫の抱ける劇文学の解釈を以て誤れるものとなした事の如きを言うのである。
鴻雁は空を行く時列をつくっておのれを護ることに努めているが、鶯は幽谷を出でて喬木に遷らんとする時、群をもなさず列をもつくらない。然も猶鴻雁は猟者の砲火を逃るることができないではないか。結社は必ずしも身を守る道とは言えない。