일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぼくとうきだん

濹東綺譚

永井 荷風

永井 荷風의 濹東綺譚(ぼくとうきだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,666자 · 114화면

아오조라 문고

路傍には同じように屋台店が並んでいるが、ここでは酔漢の三々五々隊をなして歩むこともなく、彼処では珍しからぬ血まみれ喧嘩もここでは殆ど見られない。洋服の身なりだけは相応にして居ながら其職業の推察しかねる人相の悪い中年者が、世を憚らず肩で風を切り、杖を振り、歌をうたい、通行の女子を罵りつつ歩くのは、銀座の外他の町には見られぬ光景であろう。然るに一たび古下駄に古ズボンをはいて此の場末に来れば、いかなる雑沓の夜でも、銀座の裏通りを行くよりも危険のおそれがなく、あちこちと道を譲る煩しさもまた少いのである。

ポストの立っている賑な小道も呉服屋のあるあたりを明い絶頂にして、それから先は次第にさむしく、米屋、八百屋、蒲鉾屋などが目に立って、遂に材木屋の材木が立掛けてあるあたりまで来ると、幾度となく来馴れたわたくしの歩みは、意識を待たず、すぐさま自転車預り所と金物屋との間の路地口に向けられるのである。

この路地の中にはすぐ伏見稲荷の汚れた幟が見えるが、素見ぞめきの客は気がつかないらしく、人の出入は他の路地口に比べると至って少ない。これを幸に、わたくしはいつも此路地口から忍び入り、表通の家の裏手に無花果の茂っているのと、溝際の柵に葡萄のからんでいるのを、あたりに似合わぬ風景と見返りながら、お雪の家の窓口を覗く事にしているの