일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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はいいろのあねとももいろのいもうと

灰色の姉と桃色の妹

小川 未明

小川 未明의 灰色の姉と桃色の妹(はいいろのあねとももいろのいもうと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,817자 · 8화면

아오조라 문고

そして、野原を歩いて、その音のきこえる方へ歩いていました。

そのとき、がけの下の、白い花の咲く木の下にたたずんでいた姉は、空を仰いで、

「妹は、町へいった。」といいました。

姉は白い花の咲く木の下から離れて、自分も町の方へ歩いていきました。

妹は、どこへいったか、その姿は見えませんでした。今度ばかりは、姉から永久に別れて、もう家には、けっして帰ってきまいと思ったのでしょう。それで、姉に気づかれないように姿を隠してしまったのです。

町はにぎやかでした。美しい、そして快活な妹は、だれからでも喜ばれたにちがいありません。人々は、みんな妹を歓迎したにちがいありません。

これに反して、陰気な、さびしい姉は、またけっしてだれからも愛されなかったにちがいない。姉は独り町の中をさまよって、妹のいる場所を探していました。

広い、往来の四つ角のところに花屋がありました。温室の中には、外国の草花が、咲き乱れていました。また、店頭のガラス戸の内側には、紅・青・白・紫のいろいろの花が、いい香気を放っていました。その店の前にいくと、姉は内側をのぞきました。花を大好きな妹は、ここに立ち寄ったにちがいがないと思ったからであります。