후리가나로 읽는 일본 고전
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はいいろのきおく
灰色の記憶
久坂 葉子
久坂 葉子의 灰色の記憶(はいいろのきおく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,588자 · 132화면
私は急に臆病になり、怯じけた性格になってしまった。他の兄弟は、割合すぐに都会の空気になじんで御行儀よくなったけれど、私はどうしても田舎の生活がこいしく、人や雑音の多いことが、嫌でたまらないでいた。母は私のイナカモンを恥かしがった。私は幼稚園へゆかされるようになった。大人の先生は母よりも厳しかった。お祈りをきらって、小さな部屋に監禁されたり、お庭へ放り出されたりした。私は、よく泣いたけれど、おしまいには、そうされることが、何か偉いもののように思われて、平気で、うすぐらい鍵のかかった小さな部屋の中で、おはじきやあやとりをしていたり、お庭の塀を登って、すぐ近い自分の家へ逃げかえって来たりした。すると母は私を倉の中へ押し込めた。私は、冷い床の上にすわって何時間もあやまらなかった。
幼稚園が、あまりひどい折檻をするので、乳母は、私をかわいそうだと云い、母と口論して、遂に幼稚園をやめさせてもらった。母は私を放任してしまった。別に、母に対して甘える気持もなく、かえって放任されたことを私は喜んでいた。手あたり次第に本をみることも、三番目の私から出来るようになったのだ。