후리가나로 읽는 일본 고전
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
三好 十郎의 炎の人――ゴッホ小伝――(ほのおのひと――ゴッホしょうでん――)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,035자 · 207화면
した跡が、ほとんどない。無邪気に、無雑にただセッセと描いているだけ。自然や人間をながめたものを「それ自体」と信じ切って、それに筆を従わせているだけのようだ。絵を見る人の受け取り方まで計算に入れて、それに対応する「手」としての理論や構築や作為はないように見える。
「解釈」から絵を描けば、一方において唯美主義やデカダンスが生れ、一方においてキュービズム、アブストラクト、シュールその他が生れる。そのような絵になれた人たちが、ゴッホの絵に物たりなさを感ずるのも、いくらか当然ともいえよう。しかし、ゴッホの良さと強固さも実はその点に在る。
他の文化文物におけると同様に、絵も絵だけとして発達し爛熟すると、ライフから浮き上り、離れてしまい、そして衰弱する。それを時々、人生画家が出て来て救い、本道に立ちもどらせる。現在、パリその他に、アブストラクトやシュールを批判して否定して、もう一度強固な人生と実在を踏んまえて立とうとしつつ素朴なリアリストたちの動きが現われて来つつあるのはそれだろう。そして、それらがいろいろの意味でゴッホに血脈を引いていることは疑いのない所だろう。