후리가나로 읽는 일본 고전
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
三好 十郎의 炎の人――ゴッホ小伝――(ほのおのひと――ゴッホしょうでん――)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,035자 · 207화면
ヴィン なんでもいいんだ、僕は愛している。
シィヌ 無理しなくたって、いいの。ねえ、私は五人も父なし子を持ってる悪い女――
ヴィン 悪いのはお前じゃない。まちがっているのは、そんな目に君を逢わせて、どっかへ行ってしまった男どもだ。
シィヌ だって、それが男じゃないの。見ていてごらんなさい、あんただって間もなく、あたしなんかうっちゃって、行ってしまうから。
ヴィン 絶対にそんなことはない。誓う。
シィヌ 誓ったって駄目。いいえ、あんたのそんな気持はうれしいけどさ、男も女も世間も、そんなんじゃないのよ。あんたにゃ、わからない。あんたと言う人は、そう言う人よ。いえさ、聞きなさいよ。あたしは、一口に言うと、淫売婦だ。さっきね、ハトバから汽船のボウが聞えて来たわね? あん時、あたしが何を考えていたと思う? フフ、このおなかの子の父親のこと。いいえ、その男だったかどうかハッキリとはわからないけどさ、マルセイユ航路の貨物船の水夫でマルタンてえ名、とっても毛深くって、力が強いの、ギュッとやられると背中が折れそうなの、フフ、去年の秋三、四度ハトバで逢って、そいでなにしてさ、そいから、黙って行っちまった――日を繰って見ると、そうじゃないかって気がするんだ。