후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
むざんやな
無惨やな
久生 十蘭
久生 十蘭의 無惨やな(むざんやな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,601자 · 16화면
といって部屋から出て行った。
又内が待っていると、間もなく、蔵人はとってかえし、又内の膝ぎわのギリギリのところへ詰め寄るなり、
「お手前は、お家の仇。そのままにはしておかれぬ」
と切り声を掛け、小手も動かさず、いきなりに抜きつけた。又内は狼狽して、
「無惨やな。いかなる次第で、狼藉に及ばれる」
と叫び、鯉口四五寸抜きあわせるのを、蔵人、身を反らし、又内の右手を肱の番いから切って落す。
「これはしたり」
と、よろばいながら立ちかけるところを、袈裟掛けにし、乗りかかって喉を払う。
蔵人は又内の絶命するのを見届けると、風呂場へ行って返り血を浴びた衣類を脱ぎ捨て、顔を洗い、手足を清め、用意してあった帷子に着かえ、なに気ない体で書院に戻った。
「又内どのは、奥で家内にお逢いなさっていられる。民部左衛門どの、この間に、用談をすませましょう。主水どのは、ご退屈でもあろうが、いま少々、お待ちください」
主水は縁に出、柱に凭れて扇子をつかいながら、
「わたくしめになら、ご斟酌はいらぬこと。風に吹かれて、のどかに休息しております」
と涼しげな顔で会釈をかえした。
蔵人は民部左衛門と肩をならべて、まだ、いく間ともなく座敷を通り、北側の小間に連れこんだ。