후리가나로 읽는 일본 고전
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つばくろ(つばくろ)
燕(つばくろ)
山本 周五郎
山本 周五郎의 燕(つばくろ)(つばくろ(つばくろ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,395자 · 52화면
かなたへ去ってしまったように思える、そういう感じはしないか」
「絵などを描いていると妙なことを考えるものだ」と渡貫が苦笑して云った、「しかしそう云われてみると、慥かにそんな感じはするようだな」
「それとも」と庄野が云った、「そういう輝かしいものは、初めからなかったともいえるのではないか」
「いや、思いだしてみればわかる」と梶本はそっと眼を細めた、「――おれたちはここで、この屋敷の広庭で誓ったこともある、そうだ、広庭で火を焚きながら、焚火を囲んで酒を飲みながら、いまに天下を取ってみせると誓った、無能な重臣たちを放逐して、藩の政治を新しく、根本から建て直すと誓ったのは、庄野や死んだ村野だったろう、領内の耕地や道路について、また工業農産業について、夢のような計画に熱中した井島頼母たちがいた、おれは絵師になりたかったが、みんなそれぞれの野心を語りあい、必ず目的を達してみせようと誓いあったものだ、――あのとき、おれたちの眼に、未来の輝かしさがみえなかったか、おれたちの到達するところに、胸のときめくような名声や栄誉の座があることを信じなかったか」