일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ばくやくのはなかご

爆薬の花籠

海野 十三

海野 十三의 爆薬の花籠(ばくやくのはなかご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 101,908자 · 204화면

아오조라 문고

バラオバラコは、二人をおどかすため、この上ない、よい場所をえらんだのであった。

「おお、ここがネオン・ビルだが」

黒川は、立ちどまった。

「ああここがネオン・ビル?」

房枝は、ネオン・ビルときくと、急にからだがひきしまった。そして、バラオバラコがなんだと思った。そのために、さびしさ、おそろしさが、いくぶん消えていったようである。ちょうどそこは、大きな寺院の入口みたいな荘重な大玄関であった。左右に何本かの石柱が並び、石段がその間をぬって上へのぼっている。奥はくらくてわからないが、重い扉がしまっているようである。

「だれもいないじゃないの」

房枝が、反抗するような口調でいった。

「そうだなあ。まだ、先方の御人が来ていないのだろう。わしたちが、一足先に来たというわけにちがいない。やれやれ気づかれがした」

黒川は、そういって、冷たい石段に腰をおろした。そのときである。とつぜん、階段の上から思いがけない人のこえがした。

「ふふふふ。さっきからこっちは待ちくたびれていたぞ」

「あっ!」

黒川は、それをきくと、石段からはねあがった。

襲う者、追う者

房枝も、ひじょうにおどろいた。