후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
はちゅうかんじけん
爬虫館事件
海野 十三
海野 十三의 爬虫館事件(はちゅうかんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,914자 · 38화면
鴨田は尚も云った。
「それでは――」と須永は決心をして云った。「先生の代りに僕が拝見しますから、このタンクを開けて下さい」
「それはこっちでお断りします」
憎々しい鴨田の声に、須永が尚も懸命に争っている裡に、いつの間に開いたか、入口の扉が開かれ、そこには此の場の光景を微笑ましげに眺めている帆村の姿があった。
「皆さん大変お待たせをしました」と挨拶をした後で、「おや蟒どもは皆、退場いたしましたね、では今度は私が退場するか、それとも鴨田さんが退場なさるか、どっちかの番になりました。ではどうか、あれを開いていただきましょう、鴨田さん」
「……」鴨田は黙々として第一のタンクの傍へ寄り、スパナーで六角の締め金を一つ一つガタンガタンと外していった。一同は鴨田の背後から首をさし伸べて、さて何が現れることかと、唾を呑みこんだ。
「ガチャリ!」
と音がして、タンクの上半部がパクンと口を開いた。が、内部は同心管のようになっていて、鱶の鰭のような大きな襞のついた其の同心管の内側が、白っぽく見えるだけで、中には何も入っていなかった。
「空虚っぽだッ」
誰かが叫んだ。
鴨田研究員は第二のタンクの前へ、黙々として歩を移した。