일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はちゅうかんじけん

爬虫館事件

海野 十三

海野 十三의 爬虫館事件(はちゅうかんじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,914자 · 38화면

아오조라 문고

話は遠く日露戦争の昔にさかのぼりますが、河内園長が満州の野に出征して軍曹となり、一分隊の兵を率いて例の沙河の前線、遼陽の戦いに奮戦したときのことです。其のとき柵山南条という二等兵がどうした事か敵前というのに、目に余るほど遺憾な振舞をしたために、皇軍の一角が崩れようとするので已むを得ず、泪をふるって其の柵山二等兵を斬殺したのです。これは、軍規に定めがある致方のない殺人ですが、それを見ていた分隊中の或る者が、本国へ凱旋後柵山二等兵の未亡人にうっかり喋ったのです。未亡人は殺された夫に勝るしっかり者で、そのときまだ幼かった一人の男の子を抱きあげて、河内軍曹への復讐を誓ったのです。その男の子――兎三夫君は爾来、母方の姓鴨田を名乗って、途中で亡くなった母の意志を継ぎ、さてこんなことになったのです」

帆村は語を切った。しかし鴨田学士は、今度は何も云わずに項低れていた。

「もう後は云う必要がありますまい。最後に御紹介したい一人の人物があります。それはこの話のヒントを与えて以後私の調べに貢献して下すった故園長の古い戦友、半崎甲平老人であります。この老人は同郷の出身ですが、衛生隊員として出征せられていたので、後に園長がX線で体内の弾丸を見たときにも立合い、また戦場の秘話を園長から聴きもした方です。