일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちちやくもをかたる

父八雲を語る

稲垣 巌

稲垣 巌의 父八雲を語る(ちちやくもをかたる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,383자 · 15화면

아오조라 문고

これは怪談に限りません。著述に耽る時はいつも、全精神を打ち込んで熱中するので、他の何物をも考へる余裕がなく、何か霊にでも憑かれたやうな様子が見えるのでありました。仕事中の書斎へ夫人などが入って来ても、一向それに気が付かないのが普通だったさうです。

当時、東京の大久保は、夏の夜は大きな薮蚊で一杯でした。ヘルンの周囲に血を吸ってまるまっこくなった蚊が、沢山飛べないで、ごろ/\してる事もあったさうですが、散々食はれたに違ひないんだが、少しもそれを感じなかったやうな様子でした。

又、或夜の如きは、夫人が階段の戸を開けますと、ひどい油煙の臭がしますので、驚いて襖をあけて見ると、ランプの芯が沢山出てゐて、その為め、ぽっ/\と黒烟が立ち昇って、室内が煙で暗くなってゐます。息も出来ないやうですのに、何も知らないで一心不乱に書いてゐたといふやうな事もありました。私の記憶にも――当時未だ六、七歳の子供でしたが「コワイパパ」として、かういふ魔霊につかれたやうな父の印象が、未だはっきり残ってゐるものがあります。

夕食の支度が出来ますと、私等兄弟三人は、父の書斎へ通ずる廊下の上り段の所から、声を揃へて「パパ カムダウン サパー イズ レディ」