후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ちちやくもをかたる
父八雲を語る
稲垣 巌
稲垣 巌의 父八雲を語る(ちちやくもをかたる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,383자 · 15화면
下男達は叫んだ。「芳一さん、芳一さん、あなたお化けにとっつかれたんですよ、……芳一さん。」
けれども盲の耳には其声が入りません。一層はげしく琵琶をかき鳴らし、いよ/\一心不乱に壇の浦の合戦を語りつゞけました。漸く寺に無理やりに連れ帰られてから、住職の前に一部始終を物語るべく余儀なくされました。話を聞き終ると和尚は言ひました。「お前は実に危険な立場にある。お前は幻に誑されてゐる。事実、お前は死霊の祟りを受けてゐる。一度その言ひなり次第になったが最後、お前はそれに逆ふ力が無い、遂にはお前は八つ裂きにされて仕舞ふ。」
和尚はその晩、法会の為めに外出しなければならなかったので、小坊主に手伝はせて芳一の体中どこといはず、胸、背、頭、顔、頸、手足、足の裏に至るまで、一面に般若心経のお経の文句を書きつけ「これで呪ひはいゝが、今晩例の武士が呼びに来ても驚いてはいけない。動いてはいけない、声を立ててはいけない」と芳一に厳命を下して、夕暮から小坊主をつれて出ていって仕舞ひました。
芳一は和尚の命令通り縁側に端座してゐましたが、前と同じ時刻になると例の武士がやって来て、荒々しい声で「芳一、芳一」