일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぎゅうにくとばれいしょ

牛肉と馬鈴薯・酒中日記

国木田 独歩

国木田 独歩의 牛肉と馬鈴薯・酒中日記(ぎゅうにくとばれいしょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,018자 · 109화면

아오조라 문고

自分の性質には何処かに人なつこいところがあって、自と人の親愛を受けるのかもしれない。

何れにせよ、自分の性質には思い切って人に逆らうことの出来る、ピンとしたところはないので、心では思っても行に出すことの出来ない場合が幾多もある。

ああ哀れ気の毒千万なる男よ! 母の為め妹の為めに可くないと思った下宿の件も遂には止め終せなかったも当然。母と妹の浅ましい堕落を知りつつも思い切って言いだし得ず、言いだしても争そうことの出来なかったも当然。苦るしい中を算段して、いやいやながらも母と妹とに淫酒の料をささげたもこれ又当然。

二十四日の晩であった、母から手紙が来て、明二十五日の午後まかり出るから金五円至急に調達せよと申込んで来た時、自分は思わず吐息をついて長火鉢の前に坐ったまま拱手をして首を垂れた。

「どうなさいました?」と病身な妻は驚いて問うた。

「これを御覧」と自分は手紙を妻に渡した。妻は見ていたが、これも黙って吐息したまま手紙を下に置く。

「何故こんな無理ばかり言って来るだろう」

「そうですね……」

「最早一文なしだろう?」

「一円ばかし有ります」

「有ったってそれを渡したら宅で困って了う。