후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎゅうにくとばれいしょ
牛肉と馬鈴薯・酒中日記
国木田 独歩
国木田 独歩의 牛肉と馬鈴薯・酒中日記(ぎゅうにくとばれいしょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 54,018자 · 109화면
十一月の末だから日は短い盛で、主人真蔵が会社から帰ったのは最早暮れがかりであった。木戸が出来たと聞いて洋服のまま下駄を突掛け勝手元の庭へ廻わり、暫時は木戸を見てただ微笑していたが、お徳が傍から
「旦那様大変な木戸で、御座いましょう」と言ったので
「これは植木屋さんが作らえたのか」
「そうで御座います」
「随分妙な木戸だが、しかし植木屋さんにしちゃア良く出来てる」と手を掛けて揺振ってみて
「案外丈夫そうだ。まアこれでも可い、無いよりか増だろう。その内大工を頼んで本当に作らすことに仕よう」と言って「竹で作えても木戸は木戸だ、ハ、ハハハハ」と笑いながら屋内へ入った。
お源はこれを自分の宅で聞いていて、くすくすと独で笑いながら、「真実に能く物の解る旦那だよ。第一あんな心持の優い人ったらめったに有りや仕ない。彼家じゃ奥様も好い方だし御隠居様も小まめにちょこまかなさるが人柄は極く好い方だし、お清様は出戻りだけに何処か執拗れてるが、然し気質は優しい方だし」と思いつづけて来てハタとお徳の今日昼間の皮肉を回想して「水の世話にさえならなきゃ如彼奴に口なんか利かしや仕ないんだけど、房州の田舎者奴が、可愛がって頂だきゃ可い気になりゃアがってどうだろうあの図々しい案梅は」