일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こぶ

犬田卯短編集 一

犬田 卯

犬田 卯의 犬田卯短編集 一(こぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,259자 · 96화면

아오조라 문고

それからまた「臨時支出」という項が別にあって、そこにも雑支出や、統計費などというものが挙げてあり、ここでもダブっている。村会の時いつもがぶがぶみんながひっかけている酒、あれは、それではどこから出るというのであろうか。まさか、役場費からでもあるまいと思って睨むと、やはりそうではない。役場費の八・一〇三という数字は吏員の給料や臨時手当である。

「馬鹿野郎」と田辺定雄はつぶやいた。要するに報告などというものは、形式的な、いい加減なものにすぎないので、それは何も村役場のそれにのみ限ったわけではなかったのだ。からくりはもっと内部にある。そいつを俺はしっかりと掴まなければいかんのだ。そうしなければ瘤をやっつけるわけにはゆかんのだ。

ところで……と田辺は書類を傍へ押しやり、机へ頬杖ついて考える。瘤をたたき落すこと、そいつはひとまず問題ないと仮定して(何故なら奴の缺点なんか掴もうと思えば歳入出面とは限らず、いくらでも転っていようし、奴に反感をいだいている助役の手許にだって山ほど集まっていよう)、ただそのために例の奴を番犬の如くに考えて頼っている一部の連中、信用組合員や農会の連中、あいつらが何というかだ。