일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こぶ

犬田卯短編集 一

犬田 卯

犬田 卯의 犬田卯短編集 一(こぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,259자 · 96화면

아오조라 문고

と言いながら、自分から先に立って二階へあがって行った。

それが何となく仰々しかったが、田辺定雄は少しも意外ではなかったのである。何となれば彼はうかうかしていると何らの発言する機会も与えられず、肝心の予算案を、そのまま通されてしまうらしい気配を感じて(しかも、聞けばそういうのが例年のやり方だったともいう)そこで彼は本式に質問し、修正を申込みたいことを助役へ申出ておいたのである。

席につくと村長は大きな瘤をさらに大きく張ってどかりと正面の椅子につき、「にが虫をかみつぶしたような」という形容詞があるが、それがそっくり当てはまるような面構えで、むっつりと壁面かどこかを睨まえている。

「本年度の予算案について、田辺君から修正したい点があるそうで……」と杉谷助役が村長の傍の椅子へかけるや否や、少しく無雑作にやり出した。そして、「田辺君……」ちょいと眼で。「だいたい――」田辺は自席から、「他村なんかに比し、本村の公課負担は重すぎる傾向があるようだが、――たとえば舟車税付加というようなものに見ても、他村では本税の二三割しか付加していない。しかるに本村では八九割もかけている。