일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こぶ

犬田卯短編集 一

犬田 卯

犬田 卯의 犬田卯短編集 一(こぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,259자 · 96화면

아오조라 문고

つぎの朝、彼女は野良支度をしている夫へ言った。

「あの金、まだ渡して貰えねえのかどうか、組合さ行って聞いて来てくれねえか。」そして彼女は組合というものの、こういう際の不自由をぶつぶつと、まるで浩平に罪でもあるかのように、繰りかえして攻撃した。

やがて組合へ行って訊ねて来た浩平の答は、四五日中に半金位は渡るかも知れない、という空っとぼけたものだった。彼女のこれまでの経験からすると、四五日などといったって、それは半月であるか一ヵ月であるか分らなかった。

「ほんとに何ちう組合だっペ。」そのとば尻を、おせきは何時ものように浩平に持って行かなくてはいられなかった。

「お父ら、暢気もんだから……米の調べあるっちのに、どうするつもりなんだ。」

「どうするっちたって、どうもこうもあるもんか。――無えものは無え、有るものは有る、横からでも縦からでも調べた方がいいやな。こちとらのような足りねえ者には、政府の方で心配して、何俵でも廻してよこすんだっペからよ。」

「そんな無責任な親父だ。そんで、どうしてこの一家、立派に、ひとから嗤われねえように張って行けるんだ。あすこの家にはたった一俵しかなかったとよ、なんて世間に言われるの、黙って聞いていられんのか、この間抜け親父奴。