후리가나로 읽는 일본 고전
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こぶ
犬田卯短編集 一
犬田 卯
犬田 卯의 犬田卯短編集 一(こぶ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,259자 · 96화면
「怪我したんじゃないの? 圭太さん。」
女の子はしげしげと見守った。
圭太は眼を開いてあたりを見た。それからひりひりする足くびを手で抑えた。
「あら、そこからも血が……」
「大丈夫! これくらい……」
圭太はかくすようにくるりと起き上って、ぱたぱたと埃をたたいた。
橋の中央だった。彼は駈け出したまでは知っていたが、あとのことは全然知らなかった。さぶちゃん達はどうしたのだろう。いまは一人も姿を見せなかった。おそらく誰か先生にでも見つかって逃げてしまったにちがいない。
「鼻血がまだ止らないんだないの……圭太さん、これ詰めておかなけゃ駄目だど。」
女の子は再び塵紙を丸めて、自分から圭太の鼻へ栓をしてくれた。
柔かい手が彼の肩にかかり、頬のあたりへかすかにそれが触れるのだった。圭太は恥しそうに身をよけようとした。
「さぶちゃんにやられたんだっぺ。」女の子は再び言った。「あんたのこと追ってたの見えたもの……あの不良のさぶのこと、校長先生に言いつけてやっか。」
憎々しそうに彼女は言った。他の二人の女生徒も同じようなことを言ってさぶちゃんをけなしつけた。
彼女らはやはり高等一二年の、しかもすでに娘の領域に入ろうとしている生徒達だった。