일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

くるいだこ

狂い凧

梅崎 春生

梅崎 春生의 狂い凧(くるいだこ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 111,430자 · 226화면

아오조라 문고

「まあそう言うことです。しかしこちらは大沽だと言っても、ぴんと来ない。ここで入隊するのかと思ったら、また汽車に乗せられたよ。今考えるとあの大沽というところは、兵隊の集散地だったらしい。あのバラック建てが、中継所の役をしていたんだね」

彼等は汽車に乗せられた。貨車じゃなく客車だったが、船艙以上の詰め込み方であった。内地の軍隊ではなく、防寒服装なので、しかも新品だから体に馴染んでなく、ぶくぶくに着ぶくれている。まだ武器は持たされていなかったが、背負袋や水筒その他を支給されている。客車の定員を守っても、それらの分だけがはみ出るのである。

汽車は二日二晩奔り続けた。行先は大同である。

汽車にはスチームが通っていた。大同から迎えに来た下士官や古兵は、いたずら半分に、

「前方に八路軍がいるという情報が入った」

とか、

「列車転覆の計画があるらしい」

などとおどす。窓にはシェードがおろしてあるので、外の景色は見えない。車内の電燈も薄暗く、むんむんしている。矢木城介は偶然加納と座席で隣り合わせていた。名を名乗り合った。城介は言った。

「ひどいもんだね。まるで屠殺場行きだ」