후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうかしあかちょこべえ
狂歌師赤猪口兵衛
夢野 久作
夢野 久作의 狂歌師赤猪口兵衛(きょうかしあかちょこべえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,418자 · 79화면
と彫った巨石が立っているのが、木の間隠れに往来から見える。
その巨石を取巻く大小の墓の前には、それぞれに紅と白の桃の花が美しく挿し並べて在ったが、その墓の間々へ物見高い近隣の町の者や、通りかかりの肥汲みの百姓や柴売り、又は近道伝の太宰府参りらしい町人なんどが真黒く、犇々と押しかけて、中央の白い花崗岩の石甃の上を、折重なるように凝視している。その顔が一つ一つにタマラナイ程引き歪められているのは、死人の腥い臭気に鼻を撲たれているせいばかりではなかった。燃え立つような緋縮緬の襦袢一つにくるまった、透きとおるほど色の白い、水々しい高島田の手足と胴体が、まるで蜻蛉か蝗でも引千切ったかのように腰の番いからフッツリと切離されたまま、冷たい、固い石甃の上に無造作に投出されている……という世にも無残な、おそろしい姿に、顔を背向けようとして反向けられないでいる苦悶の表情に外ならなかった。
その中央によろめき出た万延寺の和尚は、さすがに商売柄、着流しの上に略袈裟を掛けていた。右手に燻りかえる安線香の束を持ち、左手に念珠を掛けながら、膝頭をガクガクさせて「南無南無南無」