후리가나로 읽는 일본 고전
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たぬきとムジナ
狸とムジナ
柳田 国男
柳田 国男의 狸とムジナ(たぬきとムジナ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,460자 · 13화면
二つの意見は対決しなければならぬことになった。がしかし私はまだ少しもまごつかないのである。
同じ問題は今から約二十年前、たしか栃木県で裁判事件となり、東京まで持って来てしかも片付かずにしまったことがある。その顛末を要約すると、県令で狸を捕った者は罰するという禁止令が出ているのに、ムジナはよかろうと公然これを打った者が告発せられたのである。川瀬林学博士が鑑定人として控訴審に招かれ、やはり平岩君と同じに、狸狢同一説を主張せられたが、判決は結局無罪であったように記憶する。というわけはこの地方にはタヌキという言葉はなく、狸という文字は知っていても、それが土地でムジナという獣のことだということを、まだ誰からも教えられていなかったからである。捕殺を禁止しようとするならば、ムジナと訳して書くか、少なくとも狸すなわちここでムジナという獣と、明示する必要があった。それをしなかったのだから落度は立法の方にあったのである。
ムジナはすなわち狸なりという平岩説は、この地方では適用するが、そう遠くまでは行くことができない。まして狸もムジナも同じものだということは、土地としても正しいとは言えない。