후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 229,387자 · 453화면
いろいろの会や何かの集りでは、女で一緒に出るのはこの人だけ故。尤もこの頃は(二三年来)私よりも文壇や婦人界的会合へ多く顔を出さざるを得ないようになっているらしいが。文学の話にしろ、生活の話にしろ、又私のそれらの点について批評なりして呉れる唯一の親友です。でも互に馴れ合ってはいない。馴れ合わないところに永続的な又正道的な成長力として互に作用出来るのだということを知りあっている。そう云うものの、公平に見れば、随分大目に見ているようなところもあるでしょう。お互にね。私生活について話しを、どっちかというとこれ迄余りしなかった。何かの折、どういう風にしたら一番よいだろうと相談するような場合も、私にはあったが、先方は余りない。良人との心持、生活の内容、それらについて最も率直な言葉をきいたのは、この間が初めてでした。この間は底の底まで吐露しました。あのひとには、よい意味にも、通俗的な意味にも、なかなか勝気なところがあるから、云ったってはじまらないと自分に考えられることは決して口に出さない。自分の生活、自分たちの生活、それははっきり区分をつけています。だから、この間の事にしろ、最初の決心も、次の別な決心も、いずれもあのひとだけの考えで行動されていて、私はその決心をひき出すために何の相談もうけません。