후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 374,755자 · 745화면
只今書いているのは「渦潮」、『種蒔く人』の時代から大正の終りまでです。この時代は一年一年が実に内容的ですね。おどろかれます。そして当時の端初的な理論の中で不明瞭にされていた(まだ歯がたたなくて)芸術性の問題は、以来十何年間やはり摩擦のモメントとなって来ているというわけです。だが、このモメントは結局、芸術の生まれる胎がちがう間は消えるものではないのです。あの菊池寛でも、一定不変の芸術の本体というようなことを云ったから面白いと思います。その点ではこの現実家にしてやはり観念化するところ。康成に言わせれば、そこに芸術の鬼が住む、とでも申すべし。
有島武郎の「宣言一つ」の本質を、今度はじめて当時の文芸の解釈との関係で理解しました。藤森の「犠牲」は、人道的苦悶の面のみをとりあげて、考えかたの誤りを見ていない。又、本月号の何かの雑誌で宇野と青野季吉の文学対談で、有島の苦しみは芥川より単純だと云っている。それもわかりますが、それかと云ってこの二人は有島の破滅のバックグラウンドを十分鮮明にしているのでもありません。婦人作家はこの時代に宇野千代、網野菊、三宅やす、ささきふさ、林芙美子等で、とにかく一方に前田河や何か出ているのに、婦人の方はおくれているところも意味ふかいと思います。