후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,557자 · 426화면
て、不幸のためエクセントリックな老婆となりました。そしたら当時のリアクションと小人的悪意によって(ケプラーへの)母親は魔女と云われ、裁判にかけられ、拷問され、やきころされそうになりました。この無実がはれる迄前後五年かかりました。老婆は地下の拷問室で卒倒しながらも自分は白状する何事もないと云い、ケプラーはこれは一人自分の母だけの問題でないと、実におどろかれる努力をして真に裁判の純正を求め、近代の方法――事実に立脚した法の適用――を方法として大公に示し、人文史上大貢献をしています。例が実に面白いの。魔女問題らしく、一人の農夫は、あのヘクセ奴がうちの家畜小舎の横を通ったおかげで間もなく牛が殺された、というようなことを云い、それが証言(!)なのよ。すると皇帝付天文学者ケプラーは遠路を泥だらけになってその農夫の村へゆき、小舎を検査し、家畜の飼育状態、農夫の日頃の素行などすっかり具体的にしらべ、その牛は「ヘクセ」が通る前から病気であったこと、病気になった理由迄明らかにして反対意見をのべ、それは誰しも肯かざるを得ません。其故、ヘクセにして殺し、ひいてはケプラーをも失墜させようとする連中は、ケプラーが出版の用事で留守のうちに婆さんをおどかしてころしかけ、ケプラーが大公からの書類をもって走せつけて助けたというのが終末です