후리가나로 읽는 일본 고전
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
宮本 百合子의 獄中への手紙(ごくちゅうへのてがみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 215,557자 · 426화면
、もっともっとカメレオン式であるから――きらいな作家という印象を与えるのですね、そのいきさつが今度よくよんでみてはじめてわかりました。だからバルザックの限界というものもよく分ったわ。彼の作品の世界では、利害と権謀とが徹底的に跳梁しなくてはいけないから、人間は、だます人間は飽くまでだまし、だまされる人間はあく迄だまされるという可能が許されなくてはならないわけなのでしょう。そこがディケンズとのちがいね。「クリスマス・カロール」なんて、バルザックはきっと鼻の頭にしわをよせたきり黙っているでしょう。
〔欄外に〕
作中人物が典型であるということと原型ということとはちがうということを感じます。大ざっぱに同じように云いならわされて来ていましたね。
そして、彼がナポレオン以後のくされ切ったフランスの膿汁を突き出しながら、やはり時代の下らなさをうけていて、「幻滅」のダヴィドとエーヴという善人たちはつまり平凡な金利生活に封鎖してしまっています。エーヴは、賢くも夫ダヴィッドを、発明というあぶない仕事から遠ざけることに成功した、のだそうです。
この作家の偉大さは、人間の関係をえぐったところにあり、限界は人間を固定して操っているところにあります、人間は進むということは分らなかったのね、利害そのものの本質が変り得るということが分らなかっ