일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ごくちゅうき

獄中記

大杉 栄

大杉 栄의 獄中記(ごくちゅうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 28,988자 · 58화면

아오조라 문고

しかし、やがて女を除くみんなが有罪にきまった時、東京監獄ではこれだけの人数を一人一人独房に置くだけの余裕も設備もなかった。僕等は一種の悪性伝染病患者のようなもので、他の囚人と一緒に同居させることもできず、また仲間同士を一緒に置くことはさらにその病毒を猛烈にする恐れがある。そこでみんなは、最新式の建築と設備とをもって模範監獄の称のある、日本では唯一の独房制度の千葉監獄に移されることになった。

千葉は東京に較べて冬は温度が五度高いというのに、監獄はその千葉の町よりももう五度高いというほどの、そして夏もそれに相応して冷しい、千葉北方郊外の高燥な好位置に建てられていた。

「あれがみんなの行くところなんだ。」

汽車が千葉近くなった時、輸送指揮官の看守長が、ちょうど甥どもを初めて自分のうちへ連れて行く伯父さんのような調子で、(実際この看守長は最後まで僕等にはいい伯父さんだった)いろいろその自分のうちの自慢をしながら、左側の窓からそとを指さして言った。みんなは頸をのばして見た。遙か向うに、小春日和の秋の陽を受けて赤煉瓦の高い塀をまわりに燦然として輝く輪喚の美が見えた。