후리가나로 읽는 일본 고전
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びわこのみず
琵琶湖の水
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 琵琶湖の水(びわこのみず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,773자 · 20화면
しかし悪かったのは、数学の教育ではなかったのである。いつか議会での米価の説明をするのに、最小二乗法を使ってあって、その専門の技師が欠席していたので何とかしたという事件があった。最小二乗法を忘れたというならば、数学の教育が悪いともいえる。しかし一桁の割算が出来ないというほど、まるで桁ちがいなことが起って来るのは、数学の教育が悪いためではない。それほどの悪結果をのこすほどの悪い教育は、しようと思っても出来ないからである。量のちがいが、あまりにも莫大な場合には、それは質のちがいになってくる。そういう意味で、これほど馬鹿らしい量的観念の不足は、もし教育の欠陥としたら、それは多分修身教育の欠陥にあるのであろう。
そういう気持になったのは、最近北海道の開発について、綜合か分割かという議論が盛んにあって、その中に一寸面白い例があったからである。従来は、開墾、農林、土木、港湾その他一切の事業を、一括して北海道庁に任せて、開発をして来たのである。それが綜合開発であって、その予算がいわゆる拓殖費なのである。昨年度はこの拓殖予算が二億七千万円とかあったそうであるが、今年度はそれが一躍して十何億円とかいう数字に上るらしい。