후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
岡本 かの子의 生々流転(しょうじょうるてん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 297,521자 · 586화면
こりゃとてもいゝ気持のものです」
やゝ、晩婚の嫌いはあったが、先代夫妻の媒酌で、同業の番頭仲間の娘を貰うことになった。主人の差し金ゆえ、一も二もなかった。貰った女は若くて案外、浄瑠璃の中の女のような娘であった。頻りに良人に対して親身や情味を欲した。始めは有頂天になって、こりゃ籤を抽き当てたと思った。しかし、
「こういう女は、浄瑠璃の中でこそいゝようなものゝ、生で世帯の中へ踏み込まれてみると、また相当にうるさいもんでした。それにこっちには仕事の勤めというものがあるし、年がら年中、そうべたくさする嚊の相手にばかりなっちゃいられませんからなあ。それを妻はヒステリー気味でぶつくさ不平を言いながら、女の子を三人生んだあとで、若旦那もご承知の例の事件を起しまして、いゝ恥掻きをした揚句、こっちも面倒臭いから、さっぱり離縁してやりました」
そのとき姉娘は十五になっていた。
「娘の子も下町で十五になると、かれこれ役に立ちますな」
その姉娘が主婦の形で、お店から小僧一人を力仕事や使い走りの手伝いに寄越しといて貰えば、結構、家の中も切り盛りしますれば、妹たちの面倒もみる。