후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
岡本 かの子의 生々流転(しょうじょうるてん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 297,521자 · 586화면
と言って自分の住んでいる町外れの小橋の方へ歩いて行きました。
啓司が朝飯を食べている頃でしょう。小学校の方からピアノの音混りに体操の掛声が聞えて来ます。夏の始めから町の学務委員と小学校の教員との間の相談で、早起の保健体操が校庭で行われることになったのでした。生徒は必ず出席することに課し、町民は大人にも出席を勧誘しました。
秩父の山中から流れ出て、東京湾に流れ入る多那川は上流で早くから山岳地帯から離れ、武蔵相模平野の中を蜒々として東南に向うので鷺町辺では地勢も地質もいろ/\な変化を見せています。
町の一里ほど上手まで河はまだ山川の趣を備え、流れは瀬の音を立て、河原には砂利が一面に布かれています。夕暮には月見草などがほのかに咲き、そこでは鮎がとれます。
鷺町から下流はもうすっかり平地の河の姿になって、水は淀み、岸は泥砂をねばらせて、まばらに在る葭の中によしきりが鳴いています。今はもう鮎はとれない季節で、鮒とかうぐいとかゞいます。以下一里半ほどの間に葭原がだん/\広く生い茂り、風の日は褐色の水がしゃぼんのような泡汁を波打たす海近い河の様子となります。