후리가나로 읽는 일본 고전
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せいぜんしんごのこと
生前身後の事
中里 介山
中里 介山의 生前身後の事(せいぜんしんごのこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 41,804자 · 83화면
のだが、扨て進んで行くうちに社中でまた問題が起ったらしい、原稿料が高いとか安いとかいうこともあったろうし、また、無限に続くというようなものを背負い込んでも仕方がないではないかというような苦情もあったろうし、また内容その他に就いても随分批難か中傷かも出て来たらしい、余輩は出社しないからその辺の空気には直接触れなかったが、かなり社中の荷厄介にはなっていたらしく、さりとて松岡君は面目としてどうも社中の空気が困るから見合せてくれとは云ってこられなかろうと思われる、そこは我輩もよき汐合を見てと思っているうち新聞の方でとうとう堪え切れず、編輯氏の山本移山君が直接に余輩の処へやって来た、山本君は我々や松岡君より先輩で今も都新聞の編輯総長として重きをなしている人だが、同氏も何か堪え切れないものがあったと見えて、当時余輩は早稲田鶴巻町の瑞穂館という下宿屋(これは小生が買い受けて普請をして親戚に貸して置いたもの)の隅っこにいたのであるが、そこへ山本移山君がやって来て、どうか一つ止めて貰いたいという膝詰談判だ。
そこで余輩は云った、それは松岡君との約束もあるが、小生はそんな約束を楯にとって、ゴテようとは思わないが、何しろプツリと切る