일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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せいしまんじどもえ

生死卍巴

国枝 史郎

国枝 史郎의 生死卍巴(せいしまんじどもえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 91,598자 · 182화면

아오조라 문고

(小枝を奪い取って人質としよう。白河戸郷を苦しめるのに、上越す良策はない)

で、弦四郎は若者達へ云った。

「方々拙者に存じよりがあります。ここに待ち受けて小枝という娘を、奪い取ることにいたしましょう。さあさあ木陰へおかくれなされ」

で、弦四郎をはじめとして、丹生川平の若者達は、木陰に体をひそませて、小枝達の一行の近寄って来るのを、一団にかたまって待ち受けた。

そういう危険が待っているという、そういうことを小枝達が、どうして感付くことが出来よう。野花を摘みながら讃歌をうたい、歌いながら次第に林の方へ、浮き浮きとした様子で近寄って来た。

間もなく小枝達の一行は、林の前まで来ることであろう。

と、弦四郎達の一団が、踊り出て彼女達を襲うであろう。

その結果は知れている。

小枝は奪われるに相違ない。

しかるにこの頃一人の武士が、汚れ垢じみた旅姿で、曠野をこっちへ辿って来た。

他ならぬ宮川茅野雄であった。

輿を担いで来た二十人の、異様な樵夫のような人物達に、意外なことから襲われて、数人茅野雄は切りは切ったが、不覚にも崖を踏み外して、谷底深く落ち込んだのは、この日から十日前の深夜のことであった。