일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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らい

癩

島木 健作

島木 健作의 癩(らい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,753자 · 74화면

아오조라 문고

それは一週に一度、あるいは十日に一度、きまって夜に来た。思い余った彼は、体操をやってみたり、静坐法をやってみたりした。しかしその発作から免れることはできなかった。体操や、静坐法や――太田はそういうものの完全な無力をよく熟知しながらも自分を欺いてそんなものに身を任せていたのだ。病気と拘禁生活による心身の衰弱にのみ、こうした発作を来す神経の変調の原因を帰することは彼にはできなかった。彼はその原因のすべてでないまでも、有力な一つを自分自身よく自覚していたのである。――若い共産主義者としての太田の心に、いつしか自分でも捕捉に苦しむ得体の知れない暗いかげがきざし、その不安が次第に大きなものとなり、確信に満ちていた心に動揺の生じ来ったことを自分みずから自覚しはじめ、そのために苦しみはじめたころから、彼は上述の発作に悩むようになったのであった。

太田の心のなかに漠然と生じ来った不安と動揺とは一体どんな性質のものであったろう、彼自身はっきりとその本質をつかみえず、そこに悩みのたねもあったのだが、動揺という言葉を、彼が従来確信をもって守り来った思想が、何らかのそれに反対の理論に屈服して崩れかかって来た――という意味に解するならば、いま、彼の心にきざして来た暗い影というのはそういう性質のものではない、ということだけはいえる