후리가나로 읽는 일본 고전
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らい
癩
島木 健作
島木 健作의 癩(らい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,753자 · 74화면
一と月ばかりどうかその男を泊めてやってくれないか、と中村は話すのであった。――よろしい、と太田が承知をすると、実は六時にそこの喫茶店で逢うことになっているのだ、とその場所へ彼を連れて行った。そこには、太田と同年輩の和服姿の男が一人待っており、二人を見るとすぐににこにこしだし、僕、山本正雄です、どうぞよろしく、と中村の紹介に答えて太田に挨拶をするのであった。――話をしているうちにその言葉のなかに、東北の訛りを感じ、質朴なその人柄に深く心を打たれたが、その山本正雄が岡田良造であったことを太田はずっと後になって何かの機会に知ったのであった。
太田は当時、四貫島の、遠縁にあたる親戚の家の部屋を借りて住んでいた。二階の四畳半と三畳の両方を彼は使っていたので、その四畳半を岡田のために提供したのである。彼らは部屋を隣り合わせているというだけで、別に話をするでもなく、暮した。太田は朝早く家を出、遅くなって帰る日が多いのでしみじみ話をする機会もなかったわけである。彼が夜遅く帰ってくると、岡田は寝ていることもあったが、光度の弱い電燈を低くおろして何かゴソゴソと書きものをしていることもあった。