후리가나로 읽는 일본 고전
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はくとうのうた
白塔の歌
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 白塔の歌(はくとうのうた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,450자 · 43화면
「こちら様が市公署の方を御引受けになりますれば、いろいろ人手も御入用でありましょうし、秋雲を女中同様に使って頂きとうございます。また私としましても、あの子を御手許に預けておきますれば、安心して当分上海で過すことが出来ます。」
その頃、市長が或る事で引責辞職しまして、後任には、徳望高い荘太玄を引出そうという運動が起りかけていました。また陳慧君の方は、なにか政治上の秘密な役目を帯びてという説もありますし、阿片密輸に関係あることが現われかけたからという説もありますし、両方を一緒に結びつけた説もありますが、当分の間上海に行くことになっておりました。ところが、荘太玄は市長の役目を冷淡に固辞してしまいましたし、陳慧君の上海行きは延び延びになっていつしか立消えてしまいました。そしてただ、柳秋雲が荘家に委託されることだけが実現しました。
それから十ヶ月の後、新緑の頃、アメリカから来た老人夫妻の漫遊客を案内して、陳慧君と方福山とは泰山へ出かけました。その一行に、方福山の娘の美貞が加わり、ついては柳秋雲も加わることになりました。その旅から帰って来た時、陳慧君は急に熱を出し、多分の喀血をしました。