후리가나로 읽는 일본 고전
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はくとうのうた
白塔の歌
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 白塔の歌(はくとうのうた)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,450자 · 43화면
」
あとは声がつまったようで、そして横を向いて、宙に眼を据えながら、低めの声で歌い初めました。それは普ねく知られている歌曲でありまして、四郎探母という京劇のなかで四郎が母を想って歌う、ゆるやかな悲しい調子のものでした。
宴席にふさわしくないその歌は、故意の皮肉かとも思われましたが、やがて深い感銘を与えました。彼女の声は次第に高まって、美しい哀切なものとなりました。髪飾りの宝石が、耳の後ろでこまかく震えました。彼女の横顔に目立つ※(「臣+頁」、第4水準2-92-25)のとがりは、ひたむきな心情を示すようで、そしてその頬のふくらみは、やさしい愁いを示すようで、それが一緒になって、母を思慕する歌調を強めました。
汪紹生が顔を伏せてるだけで、そして陳慧君が一座の空気を窺ってるだけで、人々は息をこらして、柳秋雲の上に眼を釘付けにしていました。呂将軍の眼もその時だけは生々とした色を浮べました。彼女はただ歌にだけ身も心も投げこんでるようでしたが、歌い終えると、やはり表情を押し殺した様子でちょっと会釈しましたが、そのまま、逃げるように足早く次の室にはいって行きました。