후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しろがねのえず
白金之絵図
泉 鏡花
泉 鏡花의 白金之絵図(しろがねのえず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,356자 · 47화면
」
で、羽織を出して着たのであった。
頸窪に胡摩塩斑で、赤禿げに額の抜けた、面に、てらてらと沢があって、でっぷりと肥った、が、小鼻の皺のだらりと深い。引捻れた唇の、五十余りの大柄な漢が、酒焼の胸を露出に、べろりと兵児帯。琉球擬いの羽織を被たが、引かけざまに出て来たか、羽織のその襟が折れず、肩をだらしなく両方を懐手で、ぎくり、と曲角から睨んで出た、(これこれ、いやさ、これ。)が、これなのである。
「何ぞ、老人に用の儀でも。」
と慇懃に会釈する。
赭顔は、でっぷりとした頬を張って、
「いやさ、用とはこっちから云う事じゃろうが、うう御老人。」と重く云う。
「貴方は?」
「いやさ、名を聞くなら其許からと云う処だが、何も面倒だ。俺は小室と云う、むむ小室と云う、この辺の家主なり、差配なりだ。それがどうしたと言いたい。
ねえ、老人。
いやさ、貴公、貴公先刻から、この町内を北から南へ行ったり来たり、のそのそ歩行いたり、窺ったり、何ぞ、用かと云うのだ。な、それだに因ってだ。」
もの云う頬がだぶだぶとする。
「されば……」
「いやさ、さればじゃなかろう。裏へ入れば、こまごまとした貸家もある、それはある。