후리가나로 읽는 일본 고전
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しろがねのえず
白金之絵図
泉 鏡花
泉 鏡花의 白金之絵図(しろがねのえず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,356자 · 47화면
」
「それは裏門でございますよ。道理こそ、この森を抜けられまいか、とお尋ねなさった、お目当は違いませぬ。森の中から背面の大畠が抜けられますと道は近うございますけれども、空地でもそれが出来ませんので、これから、ずっと煙硝庫の黒塀について、上ったり、下ったり、大廻りをなさらなければなりませぬ。何でございますか、女学校に御用事はございませんか。それだと表門でも用は足りましょうでござりますよ。」と婆さんは一度掛けた腰掛をまた立って、森を覗いたり、通を視たり。
「いやいや、そこを目当に、別に尋ねます処があります。」
「ちゃんとわかっているんですかい、おいでなさる先方ってのは。こう寂しくって疎在でね、家の分りにくい処ですぜ。」と、煙草盆は有るものを、口許で燐寸を※、と目を細うして仰向いて、半分消しておいた煙草をつける。
「余り確かでもないのでの。また家は分るにしてもじゃ。」
と扇子を倒すのと、片膝力なく叩くのと、打傾くのがほとんど一緒で、
「仔細なく当方の願が届くかどうかの、さて、」
と沈む……近頃見附けた縁類へ、無心合力にでも行きそうに聞えて、
「何せい、煙硝庫と聞いたばかりでも、清水が湧くようではない。