후리가나로 읽는 일본 고전
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しらがこぞう
白髪小僧
杉山 萠円
杉山 萠円의 白髪小僧(しらがこぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 98,770자 · 194화면
この日御目見得に来た女は都合六人ありました。その内四人は、東西南北の四ツの国から、一人宛選り抜かれて集まった女で、皆各自の国の自慢の冬の風俗をしておりました。北の国の女は、美事な獺の皮の外套を着ておりました。南の国の女は、水鳥の毛で織った上衣を着ておりました。東の国の女は、空色の絹の裾を長く引いておりました。そうして西の国の女は、夕陽のように輝やく緋色の肩掛けを床まで波打たせておりました。この四人は皆四つの国々の中で、一等利口な一等美しいお姫様でしたが、併し他の二人の美しさに比べますと、まるでお月様と亀如程違っておりました。
他の二人は濃紅姫と美留藻でした。
濃紅姫は、最前家を出た時の通り白い着物の上に黒狐の外套を重ねて黄薔薇の花籠を手に持っていましたが、その何となく悲し気な気高い優しい姿は、他の四人の女達と一所に置くのも勿体ない位に思われました。けれども今一人はこれと違って、大きな金剛石の鈕を着けた紫色の男の服に華奢な銀作りの剣を吊るして、頭に冠った紫色の帽子には白鳥の羽根を只一本挿していました。そうしてどうした訳か、その上衣の上から第一番目の鈕は他の金剛石と違って一輪の大きな白薔薇を付けていましたが、それが又誠によく似合って、眩しい位凜々しく華やかに見えました。