후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
はくはつき
白髪鬼
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 白髪鬼(はくはつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,046자 · 224화면
イヤ、それどころか、わしの命が助かったのも彼のお蔭、こうして復讐事業に着手出来たのも、彼の盗みためた財宝があったればこそだ。
仮令よそながらにもせよ、一目彼の姿を見て、この恩を謝し度いものだ。わしはそう思ったので、すぐ様公園へ行って見た。
公園は黒山の人だかりであった。見るとその群集の中に、一際目立つ大男が支那警官に縄尻を取られて、こちらへ歩いて来る。如何にも海賊の首領らしい面魂だ。関羽の絵を見る様にいかめしい頬髯を生やし、濃い眉の下にギョロギョロした目を輝かせ、口は一文字に結んで、悪びれもせず、群る見物を睨み廻している。服装は胸に紋章のついた立派な支那服であった。
彼の周囲には、賊の風采に比べて甚だ見劣りのする警官達が十数名、帯剣の柄を握って警戒している。
朱凌谿は、不敵の面魂で群衆をねめ廻しながら、悠然と歩いて来たが、ふとわしの顔を見ると、ハッとした様に足を止めて、異様に目を輝かせ、わしの本性を見破ろうとでもするかの如く、鋭くわしの顔を睨みつけた。
無論朱凌谿がわしを見知っている筈はないのに、この異様な凝視は一体何が為であるか。わしは薄気味悪くなって、その場を立去ろうと思っていると、賊はじっとわしを見つめたまま、突然太い声で、しかも流暢な日本語で叫んだ。