후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ゆりのはな
百合の花
小川 未明
小川 未明의 百合の花(ゆりのはな)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,179자 · 9화면
」
「お花ちゃんは、萩原のお婆さん見たかい。」
「ああ見た、大そう怒っててよ。」
「怒っていたかい?」
「太郎さんを探していたわ。」
「萩原の梅干婆なんか、誰が怖れるもんだ。」太郎は口ではそういいましたものの、家へ帰ることも出来んで困っていました。
「あ、太郎さん御覧、この清水の中にあんな光ったものがあってよ。」
「なんだろう、僕が取って上げよう。」と太郎は水の中に手を浸しますと底は浅いから直ぐ手は届きましたが、いくら掬って見ても光るものに当りません。手を入れると水は濁る、しばらくすると又澄んでもとのように光るものが見えるのであります。
その中に花ちゃんも手を入れて、二人が掻き廻しましたけれども遂に取ることが出来ませんでした。
「なんでしょうね、太郎さん。」
「なんだろう、お花ちゃん。」
「妾は焦ったくなってよ。」
「ええ、この独楽を投げてやれ!」と太郎は独楽を清水に投げ込みました。しますると忽ちそこに美しい五色の糸でかがった手毬が三つ浮んだのであります。花ちゃんは喜んで拾い上げて、
「まあ、美しい手毬だことねえ、太郎さん妾にお呉れでないの。」
「みんな上げるよ。僕の独楽はどこへ行ったろうか。