일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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すかいさんきこう

皇海山紀行

木暮 理太郎

木暮 理太郎의 皇海山紀行(すかいさんきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,720자 · 24화면

아오조라 문고

庚申山中に奥の院はあるが、これはつまり庚申山という一の山に対する奥の院の山という意味であるらしい。同時に松木沢からも盛に登ったものであるという。庚申山からの道は尾根伝いであったか、または一旦松木沢に下りてから登ったものか、松木沢からの道とともに今は全く荒廃して不明であるが、尾根の各峰に地蔵岳、薬師岳、白根山、蔵王山、熊野岳、剣ノ山、鋸山等の名称が附してあるから、あるいは尾根を通ったものかも知れぬ。連脈の最高点は鋸山で、上野国境に跨っている。そして庚申山よりは高い。其処から展望した所では、尾根の各峰の間はV字形の窓をなして、左右は絶壁らしいから、峰頭をたどる尾根伝いはどうも不可能らしく想われた。百米も下をからめば通れぬ事はあるまい。とに角皇海山にも一時相当に登山者があったもので、その時期は明治の初年頃から二十五年頃までであったらしい。幸か不幸かこの山は、高さに於て遥に庚申山を凌駕しているが、これに匹敵する何らの奇窟怪岩をも有しないことが、信仰の衰えとともに終に登山者を惹きつけぬ最大の原因となったものであろう。

連日の雨もようやく上ったらしいので、同行の藤島君とともに十一月十六日に東武線の浅草駅を出発した。