후리가나로 읽는 일본 고전
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かんごくべや
監獄部屋
羽志 主水
羽志 主水의 監獄部屋(かんごくべや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,909자 · 12화면
今は二十世紀、茲は日本国だけに厳めしい金ピカで無いから、何れも黒のモーニングに中折帽で、扮装丈では長官も属官も区別はつかぬ。山の主任連はフロックに絹帽子乃至山高で、親方連も着つけない洋服のカラーを苦にし乍ら、堅い帽子を少し阿弥陀に被ってヒョコスカ歩廻っては叱言を連発して居る、大分恐入ってる風に見える。
やがて、彼是十人計の一行は主任の先導で、休憩室に宛てられた事務所の二階へ歩を移した、其時に順になったので、役人の親玉と次席と其次位は判別できた。隊長は案外見立のない瘠せ男だが、遉に怜悧想な、底光りのする眼付であった、次席に六尺近い、いい恰幅の、一寸関取と言いたい様な体格の所へ、真黒な頬髯を蓄えてる丈に、実に堂々たる偉丈夫だ、只左の中指に太い印形付きの黄金指環が変に目についた、其次の男は中肉中背の若い男だが、体の科から、互の会話振から一人で切廻したがる才子風の所がアリアリと現われて居る。其後からは秩序もなく六、七人が随いてゆく。何れも威張れる所で精々威張り貯めて置こうという、マアマア罪のない連中らしい。
午餐がどんな御馳走だったか判らぬが、何れ小賄賂の意味で、出来る丈の珍味を並べたことだろう。