후리가나로 읽는 일본 고전
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もうじんどくしょう
盲人独笑
太宰 治의 盲人独笑(もうじんどくしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,171자 · 21화면
予、幼時より勾当の名を聞くこと久しかりしも、唯、音楽に堪能なりし盲人とのみ思い居たりき。然るに、近年勾当の令孫※君を識るに及び、勾当の性行逸事等を聞きて音楽の妙手たりしのみならず、其他種々の点に於ても称揚すべきもの多かりしを知りぬ。云々。」とあって、その職は史料編纂官、その生まれ在所は勾当と同じ備後の人でさえ、故勾当の人物に就いては、そんなに深く知っていたわけでは無かったという事がわかるのである。また、東京盲学校長、町田則文というお人も、序文を寄せて居られるが、それには、「一日葛原※君、余が学校を訪われ君が祖父故葛原勾当自記の四十余年間に亘れる仮名文字活字日誌を示され、且、其生存中に於ける事業の大要及び勾当の趣味等につき、詳に語らる。余之を聴き所感殊に深く、俄然として我が帝国盲教育上に一大辰を仰ぎ得たるの想を為せり。云々。」とあって、いたく驚いている様子が、わかるのである。このように、故勾当の名も、その日記も、大正四年、正孫の葛原※氏が、その祖父君の遺業を、写真数葉、勾当年譜、逸話集等と共にまとめて見事な一本と為し、「葛原勾当日記」と銘題打って、ひろく世に誇示なされる迄は、わずかに琴の上手として一地方にのみ知られていただけのものでは無かったかと思う。