후리가나로 읽는 일본 고전
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め
眼
徳永 直
徳永 直의 眼(め)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,671자 · 10화면
「ばんざーい、ばんざーい」
と高らかに、叫ぶ声があがった。
五十人も、百人もの声である。
「何だろう?」
夫婦は、眼を見合した。
「どれ……」
お初が起って行った。そして怖々に、障子を開けて塀越しに覗くと、そのまま息を凝らしてしまった。
「何だ、どうした?」
それでも、お初は黙っている。
利平は、傷みを忘れて、赤ン坊を打っちゃったまま、お初の背後に立った。
と、其処は、本部の裏縁が見えて、縁下の土間まで、いっぱいに、争議団員が、ワイワイ云って騒いでいるのが、真正面に展開されている。
縁の上には、二三十人の若い男たちが、折柄の寒中にもめげず、スポリ、スポリと労働服を脱いで、真ッ裸だ。
「猿股も脱しちまえ、とてもたまらん」
と云いながら、真ッ赤になるほど、身体中を掻いてる男もある。
「アラ、まあ大変な虱よ」
赤い襷をかけた女工たちは、甲斐甲斐しく脱ぎ棄てられた労働服を、ポカポカ湯気の立ち罩めている桶の中へ突っ込んでいる。
「おい止せよ、女の眼前で、そんなの脱がすのは止せよ」
「止せたって……、おいお前たち、女の人は、一寸向うを向いててくれないか」
「アッハハハハ」
「オッホホホ」